魚を探したり追いかけたりすることはなく、網の入り口を開いて魚が泳いでくるのを待つ漁法です。
どのようにして網に魚を導くかというと、まず道網という長い網を岸側から沖のほうにむけて張ります。
これが海の中で壁のように魚の行く手を遮ります。
道網を見た魚は沖へ向かい、運動場と言われる網に囲まれた場所に入ります。
行き場を失った魚は道に迷って泳いでいるうちに登り網と言われる傾斜をあがり、箱網に入ってしまいます。
しかし運動場の入り口から網の外へ出て行く魚もたくさんいます。
漁師さんは網をあげに行く時間まで箱網から出ずに残っていた魚をとりにいきます。